- 安くて高性能なビンディングがほしい!
- 初心者向けのビンディングの性能は?
- 具体的に初心者におすすめのビンディングが知りたい!
スノーボード初心者は板やブーツを重要視しがちですが、ビンディング選びも非常に重要です。ビンディングは板とブーツをつなぐ接点となるギアであり、スノーボードの快適性やパフォーマンスに大きく影響します。
この記事では、初心者におすすめのビンディングに共通する特徴や選び方、具体的におすすめしたいブランド・モデルをご紹介します。価格は比較的安く抑えつつ、性能面でも妥協しないコスパ最強モデルを厳選しましたので、自分のビンディングを手に入れたい初心者の人はぜひチェックしてください。
初心者におすすめのビンディングの特徴

スノーボードのビンディングは形状やフレックス(硬さ)、重量などが異なり、自分のレベルや滑走スタイルに合わせて選ぶ必要があります。初心者が高性能な上級者向けモデルを選んだとしても、ビンディングの性能をうまく引き出せず逆にボード操作が難しくなる場合もあります。
スノボ初心者が効率よくスキルアップするためには、初心者向けの性能や機能が搭載されたビンディングを選ぶことが重要です。初心者におすすめのビンディングの特徴は以下の3点です。
- 形状は「ストラップ型」で着脱が簡単なもの
- 硬さはソフト〜ミディアムフレックス
- 軽量で扱いやすいモデル
形状は「ストラップ型」で着脱が簡単なもの
ストラップ型のビンディングは最も一般的なタイプで、足の甲と足首をそれぞれのストラップで固定します。ストラップの締めつけ感を自由に調整でき、足周りをしっかりホールドしてくれるため安心感があります。
初心者のうちはビンディングの着脱に時間がかかるため、スムーズに着脱ができる操作性の高いモデルがおすすめです。ストラップ型は最も種類が多く汎用性も高いため、必ず自分に合うビンディングが見つかるはずです。
硬さはソフト〜ミディアムフレックス

スノーボード初心者は、柔らかめ(ソフト〜ミディアムフレックス)のビンディングがおすすめです。柔らかいビンディングは操作性が高く、足や体の動きに柔軟に対応してくれるためボードコントロールがしやすくなります。
柔らかめのビンディングはボードを動かす感覚も掴みやすく、ターンやトリックの基礎を覚えるためにもおすすめです。柔軟性が高く足周りの負担も少ないため、初心者も1日中快適にスノーボードを楽しめます。
軽量で扱いやすいモデル
軽量なビンディングは初心者でも扱いやすく、軽快なボードコントロールが可能です。足の負担を軽減し疲れにくくなるため、長時間でも集中して練習が可能になり上達スピードも早められます。
ただし軽すぎるビンディングは高速での滑走や荒れた地形には向いておらず、硬めのビンディングに比べると滑走の安定性が劣ります。軽量化を優先するために素材を薄くしたり省いたり、軽量素材を使用したりしている場合も多いので、耐久性もやや低下します。初心者でもハードなライディングに挑戦する場合は注意してください。
初心者におすすめのビンディング7選

さまざまなスノーボードブランドから、初心者のレベルに最適なエントリーモデルのビンディングが製造されています。スノーボード初心者におすすめのビンディングを以下に厳選してご紹介します。
- 【FLUX】EM
- 【K2】SONIC
- 【UNION】STR
- 【RIDE】C-2
- 【DRAKE】KING
- 【FLOW】NEXUS
- 【SALOMON】RHYTHM
【FLUX】EM

ブランド | FLUX |
---|---|
モデル | EM |
形状 | ストラップ型 |
フレックス(硬さ) | ソフトフレックス(柔らかめ) |
FLUXの「EM」はスノーボード初心者でも妥協したくないという人におすすめのコスパ最強ビンディングです。軽くて自然なフレックスを持つ「W SOLIDハイバック」が25-26モデルから新たに搭載されました。柔らかめのフレックスが足元の自由度を高め、少ない力でもコントロールしやすいため、ターンの導入やグラトリの練習にも最適です。
ストラップはハニカム形状が採用することで軽量性と衝撃吸収性を高め、足周りを包み込むようにしっかりとホールドしてくれます。柔軟性があり優れた操作性を提供してくれるので、初心者が初めて購入するビンディングとしておすすめのモデルです。

【K2】SONIC

ブランド | K2 |
---|---|
モデル | SONIC |
形状 | ストラップ型 |
フレックス(硬さ) | ソフトフレックス |
K2の「SONIC」は機能性と快適性を追求したスノーボード初心者に最適なビンディングです。軽量な構造と柔らかめのベースプレートが、足元からの動きをしっかりと伝えつつもクセのない自然な乗り味を実現します。K2独自の柔軟性とホールド力の高いストラップを搭載しており、初心者でも非常にスムーズで快適に着脱操作が可能です。
使いやすさと快適さを兼ね備えた「SONIC」は、どんなコンディションや滑走スタイルにもオールラウンドに対応します。シンプルな構造ながら耐久性も高いため、安心して長く使えるビンディングとして初心者におすすめです。

【UNION】STR

ブランド | UNION |
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モデル | STR |
形状 | ストラップ型 |
フレックス(硬さ) | ミディアムフレックス |
UNIONの「STR」は耐久性と安定性に優れた設計で、初心者から中級者まで幅広く対応できるモデルです。しっかりとしたヒールカップとミディアムフレックスの構造により、ターンの安定感が非常に高いため、滑りの基礎をしっかり固めたい初心者におすすめのビンディングです。
アンクルストラップのフィット感も良好で、足との一体感を高めながら長時間でも快適に滑り続けられます。初心者ながらも長く使えるモデルを探している人にも最適です。

【RIDE】C-2

ブランド | RIDE |
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モデル | C-2 |
形状 | ストラップ型 |
フレックス(硬さ) | ソフトフレックス(柔らかめ) |
RIDEの「C-2」は、初心者のライダーがより早く上達するために設計されたビンディングです。柔らかめのフレックスと使いやすいストラップ構造を持ち、どんな動きにも自然に反応してくれるため、初心者でも自信を持ってターンやトリックに挑めます。
クラシックな構造ながらもRIDEならではの機能性と快適性を両立しており、長時間でも快適に練習を続けられます。「C-2」はハードな使用にも耐える耐久性も備わっており、初心者〜中級者まで幅広く対応できるビンディングです。

【DRAKE】KING

ブランド | DRAKE |
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モデル | KING |
形状 | ストラップ型 |
フレックス(硬さ) | ソフトフレックス(柔らかめ) |
DRAKEの「KING」はコストパフォーマンスに優れつつ、初心者がしっかりと滑りの感覚を身につけられる設計が特徴のビンディングです。軽量かつ柔軟な構造が初心者のボードコントロールをサポートし、バランスを崩しにくい安定した乗り味を実現します。
ストラップの着脱も快適で、ビンディングの操作に慣れていない初心者でもストレスなく準備ができます。「KING」はこれから本格的にスノーボードを始めたい初心者にとって、価格と性能のバランスが非常に優れたコスパ最強のビンディングです。

【FLOW】NEXUS

ブランド | FLOW |
---|---|
モデル | NEXUS |
形状 | リアエントリー型 |
フレックス(硬さ) | ソフトフレックス(柔らかめ) |
FLOWの「NEXUS」は、独自のリアエントリーシステムを搭載した着脱が非常にスムーズに行えるビンディングです。足を差し込むだけで簡単にセッティングが完了する構造なので、ストラップ操作の煩わしさや手間によるストレスが大幅に軽減し、初心者でもすぐに準備が完了します。
機能面でも優れており、柔らかめのフレックスで扱いやすいビンディングのため、ターンやグラトリの練習にも抜群の乗り味を提供してくれます。「NEXUS」はスノーボードの快適性と利便性を重視したい初心者におすすめのビンディングです。

【SALOMON】RHYTHM

ブランド | SALOMON |
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モデル | RHYTHM |
形状 | ストラップ型 |
フレックス(硬さ) | ソフトフレックス(柔らかめ) |
SALOMONの「RHYTHM」は機能性に優れたエントリーモデルで、特にフリースタイル系トリックの基礎を学びたい初心者におすすめのビンディングです。ソフトなフレックスと軽量素材によって、レスポンス性と扱いやすさを両立し、トリックを覚えたい初心者の成長をしっかり支えてくれます。
アンクルストラップやハイバックの構造も快適性を重視して設計されており、長時間のライディングでも疲れにくく1日中快適にスノーボードを楽しめます。「RHYTHM」は操作性・快適性・コストパフォーマンスを兼ね備えたモデルで、「最初の1台」として初心者におすすめのビンディングです。

初心者のビンディング選びに関するよくある質問

スノボ初心者のビンディング選びでよくある質問を以下にまとめました。
- ビンディングとブーツの相性はあるの?
- ビンディングのおすすめの角度やスタンス幅は?
- ビンディングサイズの選び方は?
- 安いビンディングでも問題ない?
ビンディングとブーツの相性はあるの?
ビンディングとブーツは、ブランドや形状、フレックス(硬さ)などがそれぞれ異なり、組み合わせの相性があります。ブーツがビンディングにしっかりフィットしていないと、滑走中にズレたり、足元の力がうまく伝わらなかったりする原因になり、ボードの操作性やレスポンス性に悪い影響を及ぼします。
ただしビンディングとブーツには多くのブランドや製品モデルがあり、組み合わせは無数なので、どれとどれが相性が良いのかは一概には言えません。実際にブーツを履いた状態でビンディングにセットしてみて「ブーツの踵がヒールカップにしっかりと収まるか」「ベースプレートに変な隙間ができないか」を確認してください。
初心者の方は、できるだけ同じブランドのブーツとビンディングを選ぶとフィットしやすく間違いありません。ビンディングとブーツの相性については以下の記事で詳しく解説しましたので、初心者の人はぜひ一度はチェックしておいてください。

ビンディングのおすすめの角度やスタンス幅は?
ビンディングは自分のレベルや滑走スタイルに合わせて角度・スタンス幅を設定する必要があります。ビンディングの角度やスタンス幅によって、ボードの操作性や安定感が大きく変わります。いくら高性能なビンディングを手に入れても、正しくセッティングができていないとパフォーマンスを最大に引き出せません。
ビンディングの角度やスタンス幅の決め方については以下の記事で詳しく解説しましたので、とくにスノーボード初心者の人はチェックしておいてください。

ビンディングサイズの選び方は?
ビンディングは「S・M・L」や「S/M・M/L・L/XL」といったサイズの表記になっている場合が多く、それぞれ対応するブーツサイズが異なります。基本的には各ブランドが提示しているサイズチャートを参考にし、ブーツサイズに合ったビンディングを選ぶのがセオリーです。
ビンディングのブランドや製造メーカーによっても多少異なりますが、ブーツに対応するビンディングサイズの目安は以下のとおりです。
ビンディングのサイズ表記 | ブーツサイズ |
---|---|
S | 25cm以下 |
M | 25〜27cm |
L | 27〜29cm |
XL | 29cm以上 |
ただしブーツの実寸や形状、ソールの厚みや幅によっては、サイズが重なる境界線で迷うこともあります。実際にビンディングにブーツをはめて、ストラップの可動域やハイバックのフィット感を確認することも重要です。
安いビンディングでも問題ない?
価格の安いビンディングでも、この記事で紹介したビンディングのような信頼できるブランドで初心者向けのモデルであれば問題ありません。初心者が基礎を学ぶうえでは十分な性能を備えており耐久性も抜群です。ただし、あまりに安価なモデルや、聞いたことがない海外ブランドなどの安いビンディングは注意が必要です。
スノーボードは多くのお金がかかるスポーツなので、初心者のうちは価格と品質のバランスを考慮してビンディングを選ぶことが大切です。
まとめ:初心者はビンディング選びに拘るべき!

ビンディングは板とブーツの接点となる非常に重要なギアで、スノーボードのパフォーマンスに大きな影響を与えます。初心者はボードやブーツ選びを慎重に行いがちですが、スキルを効率よく上達させるためには接点となるビンディング選びにも拘るべきです。
ビンディングはさまざまブランドやメーカーから、個人のレベルや滑走スタイルに最適な性能を持つモデルが展開され、初心者向けも多く販売されています。各ブランドやモデルの特徴をよく確認し、ぜひ自分にぴったりの一台を見つけて最高にスノーボードを楽しんでください。
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