- パウダー用の板がほしい
- パウダー向きのボードの特徴は?
- 具体的におすすめのブランドとモデルが知りたい
スノーボードにはさまざまな滑走スタイルがありますが、パウダーは特に気持ちのいいスタイルです。他のスタイルにはない浮遊感を感じられ、滑っているときに「雪煙」が舞うのも魅力です。
この記事では、パウダー用におすすめのボードの特徴と選び方を解説します。具体的におすすめのブランドと製品モデルも紹介しますので、パウダーで最高の浮遊感を感じたい人はぜひチェックしてください。
パウダーボードの形状の種類と違い
パウダーボードは浮力を持たせるために、独特の形状をしていることが多いです。板のノーズ(前方)とテール(後方)の形状はそれぞれ複数の種類があり、形状によって特徴が異なります。パウダーボードのノーズとテールの形状には、主に以下の種類があります。
- ノーズの形状の種類
-
- ラウンドノーズ
- ペンシルノーズ(ピンノーズ)
- スクエアノーズ
- テールの形状の種類
-
- ラウンドテール
- ピンテール
- スワローテール
- ウイングテール
- フィッシュテール
- ハーフムーンテール
- ダイヤモンドテール
それぞれの形状と特徴について一つずつ詳しく解説しますので、パウダーを快適に乗りこなしたい人は絶対に理解しておいてください。
パウダーボードのノーズ(前方)の形状
パウダーボードの主なノーズの形状は主に「ラウンドノーズ」「ペンシルノーズ」「スクエアノーズ」の3種類です。それぞれの形状の特徴は以下のとおりです。
ノーズの形状 | 特徴 |
---|---|
ラウンドノーズ | ・一般的な円形の形状 ・違和感がなくオールラウンドに対応可能 ・浮力と安定感もあり |
ペンシルノーズ(ピンノーズ) | ・先端が尖った形状 ・浮力も高くターンも容易 ・推進力が高くツリーランにも対応 |
スクエアノーズ | ・先端がスクエア型(四角い形状) ・ノーズ部分が削られているため軽量 ・浮力はやや落ちるが操作性は向上 |
ノーズ形状の特徴を理解し、自分に最適なパウダーボードを選んでください。
ラウンドノーズ
ラウンドノーズは、一般的なボードと同様のノーズ形状です。パウダー仕様の場合、浮力を高めるためにノーズの横幅がやや太く(広く)設計されています。浮力と安定感が高く、広いパウダーエリアでの滑走に向いています。
一般的なボードの形状に近く、グラトリやカービングにも対応可能です。他のスタイルからの移行でも違和感なく使用できるので、パウダー初心者でも安心して使用できます。
- 広大なパウダーエリアを楽しみたい人
- 他のスタイルも楽しみたい人
ペンシルノーズ(ピンノーズ)
ペンシルノーズは、ノーズの先端が尖った形状のパウダーボードです。最初に雪がボードに触れる面積が小さいため、抵抗が少なく推進力が失われにくいのが特徴です。シャープなエッジラインになっているためターンの切り返しも容易にでき、ツリーランを楽しむのに向いています。
表面積を広くすることで浮力も高めており、ツリーランもオープンなパウダーもどちらにも対応できるバランスの取れた性能です。
- 広いパウダーエリアもツリーランも両方楽しみたい人
- パウダーでスピードも出したい人
- パウダーでのターン操作も重視したい人
スクエアノーズ
スクエアノーズは先端がスクエア型(四角い形状)のパウダーボードです。ノーズ部分が削られているため、軽量かつ取り回しが良いのが特徴で、パウダー上でも軽快なターンを可能にします。
ただし推進力は低いため、パウダーでスピードは出にくいです。ラウンドノーズやペンシルノーズに比べると浮力はやや落ちますが、パウダーを楽しむには十分です。
- パウダーでのターン操作を重視したい人
- パウダーもゲレンデも両方楽しみたい人
パウダーボードのテール(後方)の形状
パウダーボードのテール形状は主に「ラウンドテール」「ピンテール」「スワローテール」「ダイヤモンドテール」の4種類です。それぞれの形状の特徴は以下のとおりです。
ノーズの形状 | 特徴 |
---|---|
ラウンドテール | 一般的な円形の形状 違和感がなくオールラウンドに対応可能 浮力はあるがスピードは出にくい |
ピンテール | 先端が尖った形状 浮力も高くターンも容易 パウダーでの高速滑走も可能 |
スワローテール – フィッシュテール – ウイングテール – ハーフムーンテール | 代表的なパウダーボードの形状 浮力が高く失速しにくい ターンもしやすくツリーランにも対応 |
ダイヤモンドテール | ダイヤモンドのようなテール形状 取り回しがよく高い操作性 パウダーとトリックを両立 |
パウダーを快適に楽しむには、自分に合ったテール形状を選ぶことが重要です。
ラウンドテール
ラウンドテールは、一般的なスノーボードと同じような形状のテールです。パウダー用の場合、浮力を高めるために横幅がやや太く(広く)設計されていることが多いです。
雪面への接地面積が大きいため、浮力と安定感が高いという特徴があります。ただしテール部分の雪の抵抗も大きくなるので、パウダーでスピードは出にくく失速しやすいです。
一般的なボードの形状と変わらないため、グラトリやカービング、ツリーランなど、オールラウンドに対応できます。他のボードからの乗り換えでも違和感なく使用できるため、パウダー初心者も安心です。
- 広大なパウダーエリアを楽しみたい人
- 他のスタイルも楽しみたい人
ピンテール
ピンテールは、テールの先端が尖った形状のパウダーボードです。テールが細長く設計されており、雪の抵抗を後方に逃がしてくれるため、スピードの失速を抑えてくれます。
シャープなエッジラインのためターンの切り返しもしやすく、ツリーランにも向いています。テールを長くすることで浮力も維持しており「スピード」「ターン」「浮力」のバランスが取れた形状です。
- 広いパウダーエリアもツリーランも両方楽しみたい人
- パウダーでのターン操作も重視したい人
- パウダーでスピードも出したい人
スワローテール
スワローテールは、テールが2つに分かれたような逆V字の形状です。パウダーボードといえばスワローテールの形状を思い浮かべる人も多いです。
逆V字の隙間から雪を逃がすことで抵抗を減らし、ふかふかの雪でも抜群の滑走性と浮力を生み出します。ターン時も片方のテールだけを沈み込ませる状態になるので、パウダー上でもスナップの効いた爽快なターンが可能です。
ただし板を回すトリックやスイッチスタンスなどは極端に苦手になります。スワローテールは、パウダーやツリーランに特化して楽しみたいという人におすすめの形状です。
スワローテールの他にも「フィッシュテール」「ウイングテール」「ハーフムーンテール」といった形状も存在します。逆V字の大きさや角度、形状によって名称は異なりますが、特徴はスワローテールに似ています。自分の好みやスタイルに合わせて選んでください。
ダイヤモンドテール
ダイヤモンドテールは、テール先端が少し角ばったダイヤモンドのような形状です。テール形状の中でも特に操作性に優れ、パウダーでの板の取り回しやターンがしやすいという特徴があります。
ピンテールやスワローテールに比べると滑走力(スピード)はやや落ちますが、板の操作性と浮力はかなり高いです。ダイヤモンドテールは、パウダーでの操作性を重視する人におすすめの形状です。
- パウダーでの操作性を重視する人
- パウダーもトリックも両方楽しみたい人
- ツリーランで小回りの効くボードが欲しい人
パウダー用におすすめの板のブランド
スノーボードの板はさまざまなブランドやメーカーから製造されており、特徴や性能も異なります。特にパウダーボードは独特な形状をしていることも多く、各ブランドからさまざまなテクノロジーが使用されています。パウダーボードを選ぶときは、自分の好みやスタイルに適したブランドから選ぶことが大切です。
パウダー用におすすめの板を展開する以下のブランドを紹介します。
- BURTON
- YONEX
- SALOMON
- ALLIAN
- K2
BURTON
BURTON(バートン)はスノボ初心者でも知らない人はいないほど有名な、スノーボード総合ブランドです。板だけでなくビンディングやブーツなどのギア、ウェアやゴーグル、アパレルなど幅広く展開しています。
スノーボードの滑走スタイルごとに適した製品ラインナップも非常に豊富で、パウダーボードだけでも20種類ほどのモデルが存在します。自分のレベルやパウダースタイルに適した、最適なモデルを選択可能です。BURTONのパウダー用ボードは以下のとおりです。
モデル名 | フレックス | 特徴 | スタイル |
---|---|---|---|
ファミリーツリー ショートストップ | ミディアム | パウダーで飛躍的な機能を発揮 高い快適性と安定性 | オールマウンテン カービング・パウダー |
ファミリーツリー ホームタウンヒーロー | ややハード | どんな地形にも対応 高い反発性とレスポンス性 | オールマウンテン カービング・パウダー |
ファミリーツリー 3D ダブルドッグ | ややハード | スピードと安定性 サーフィンのような乗り心地 | パウダー カービング |
ディープシンカー | ミディアム | パークと自然の地形を探求 バランスの取れたフリーライド | パウダー オールマウンテン |
ファミリーツリー グリルマスター | ミディアム | 浮遊感と安定感 フリースタイルも実現 | パウダー オールマウンテン |
ミステリー デイトレーダー | ミディアム | 高い浮遊感とコントロール性 俊敏性とレスポンス性 | パウダー オールマウンテン |
YONEX
YONEX(ヨネックス)は1946年に創業された日本のスポーツブランドです。テニスやバトミントンで有名なブランドですが、実はスノーボードやゴルフ、ロードバイク、ランニングシューズといったスポーツ用品も取り扱っております。
カーボン素材を使用した独自技術が特徴で、軽量でありながら耐久性と反発性を備えたスノーボードを展開します。さらにハニカムコアやカーボンチューブ、ナノ技術など、さまざまな新技術を応用した、高品質な製品ラインナップが豊富です。
YONEXのパウダーモデルは以下のとおりです。
モデル名 | フレックス | 特徴 | スタイル |
---|---|---|---|
LUVARTH | ややハード | 軽量かつ高浮力 タイトな地形でも素早く反応 | パウダー カービング |
GLIDE | ミディアム | 高い浮力と自由な操作性 雪山のあらゆるポイントに対応 | パウダー カービング |
4XP POWTWIN | ミディアム | 浮力を備えたフリースタイルボード パウダーからパークまで対応 | パウダー パーク・フリースタイル |
SALOMON
SALOMON(サロモン)は1947年にフランスで誕生したアウトドアブランドです。主にスキーやスノーボード、ランニングシューズ関連のさまざまなアイテムを製造・販売しています。スノーボードの板だけでなく、ブーツやビンディングなどのギア、ウェアやゴーグルなども展開し、世界中のプロライダーやアスリートに人気のあるブランドです。
製品のラインナップも非常に豊富で、滑走スタイルやレベル別、女性や子ども用まで、すべてのライダーに合うギアを取り揃えております。近年ではパウダーボードにも力を入れており、他社にはない独自のテクノロジーを用いた高品質なギアが特徴です。
モデル名 | フレックス | 特徴 | スタイル |
---|---|---|---|
HPS – TAKAHARU NAKAI E.P. | ミディアム | 深雪でも優れた浮力を発揮 正確な操作性とターンが可能 | パウダー カービング |
HPS – TAKAHARU NAKAI | ミディアム | 最高の浮力を発揮 爆発的なターン性能 | パウダー カービング |
HPS – WOLLE NYVELT FISH | ややハード | 安定した浮力 正確なエッジコントロールが可能 | パウダー カービング |
HPS – LOUIF PARADIS | ややハード | 高い浮力と操作性 パウダーとフリースタイルの両立 | パウダー フリースタイル |
HPS – TAKA SPLIT 2.0 | ミディアム | 最も軽く浮力の高いパウダーボード 環境に優しい素材を使用 | オールマウンテン パウダー |
ALLIAN
ALLIAN(アライアン)は「スノーボーダーによるスノーボードカンパニー」として、1999年に誕生したスノーボードブランドです。ライダーの意見やフィードバックに応えるプロダクトを展開しており、世界中のスノーボーダーから高い評価を受けています。
スノーボードの性能は非常に高品質・高性能で、どんな地形やコンディションでも発揮する高い滑走性とコントロール性が特徴です。ALLIANの製品ラインナップの中で、パウダーにおすすめのモデルは以下のとおりです。
モデル名 | フレックス | 特徴 | スタイル |
---|---|---|---|
FREE LINE | ミディアム | ポップ感とグリップ力、走破性 快適な浮遊感 | カービング パウダー |
NIRVANA | ミディアム | あらゆる地形に対応 高い反発力と安定感 | オールラウンド |
K2
K2(ケーツー)は1962年にアメリカで創業されたスキー・スノーボード専門ブランドです。現在はスキー・スノーボードを中心に、さまざまな高品質なギアを取り扱う人気ブランドです。(スノーボード業界に参入したのは1987年)
初心者から上級者まで、幅広いレベルや滑走スタイルに適したスノーボードのラインナップを展開します。パウダー向きのボードも取り扱い、ライダーの快適性を高めるために高度なテクノロジーが集約されています。K2のパウダーにおすすめのモデルは以下のとおりです。
モデル名 | フレックス | 特徴 | スタイル |
---|---|---|---|
EMBASSY | ややハード | 汎用性のあるオールマウンテンボード 高速安定性とエッジホールドを実現 | オールマウンテン カービング・パウダー |
ALMANAC | ミディアム | 快適性と浮遊感 ターン時のスナップ感と滑らかな感覚 | オールマウンテン カービング・パウダー |
おすすめのパウダーボード9選
スノーボードの板は世界中でさまざまなブランドから販売されていますが、滑走スタイルやレベルに合わせた製品モデルを選ぶ必要があります。特にパウダーボードは同じスタイルでも形状がまったく異なる場合があるので、選ぶのに迷う人も多いです。
パウダーの中でも複数のスタイルがあるので、ふかふかの深雪を快適に乗りこなすためにも、自分に合うブランドやモデルを選ぶことが重要です。パウダー用のボードにおすすめの以下のモデルを紹介します。
- 【BURTON】ファミリーツリー ショートストップ
- 【BURTON】ファミリーツリー ホームタウンヒーロー
- 【BURTON】ミステリー デイトレーダー
- 【YONEX】LUVARTH
- 【YONEX】4XP POWTWIN
- 【SALOMON】HPS – WOLLE NYVELT FISH
- 【SALOMON】HPS – LOUIF PARADIS
- 【ALLIAN】FREE LINE
- 【K2】EMBASSY
【BURTON】ファミリーツリー ショートストップ
ブランド | BURTON(バートン) |
---|---|
モデル | ファミリーツリー ショートストップ |
フレックス | ミディアムフレックス |
ノーズ形状 | ピンテール |
テール形状 | スワローテール |
形状(ベース) | ディレクショナルFlat Top |
BURTONの「ファミリーツリー ショートストップ」は、深雪でも軽快で安定したライディングを可能にするパウダーモデルです。逆V字のテール形状にミディアムフレックスの性能は、高速でのスピードでも優れた安定性を保ちます。
ベース形状は全体的にフラットでありながら、ノーズ部分のみ少しロッカーを取り入れた「ディレクショナルFlat Top」の形状です。ふかふかの深雪で最高の浮遊感を味わえます。
【BURTON】ファミリーツリー ホームタウンヒーロー
ブランド | BURTON(バートン) |
---|---|
モデル | ファミリーツリー ホームタウンヒーロー |
フレックス | ややハードフレックス |
ノーズ形状 | ラウンドノーズ |
テール形状 | ラウンドテール |
形状(ベース) | ディレクショナルキャンバー |
BURTONの「ファミリーツリー ホームタウンヒーロー 」は、最高のバックカントリーを楽しむためのパウダーモデルです。複雑なコンディションや予想外の地形にも完璧に対応し、浮遊感のライディングを可能にしてくれます。
「ファミリーツリー ホームタウンヒーロー 」は、ミディアム〜ハードフレックス(やや硬め)に設定された、ディレクショナルキャンバー形状です。ベース全体はキャンバーでありながら、ノーズ部分を浮かせたロッカー形状になっており、安定性と浮遊感を実現しています。
パウダーやツリーランなどのバックカントリー系はもちろん、カービングもしっかりと楽しみたいという人におすすめのボードです。
【BURTON】ミステリー デイトレーダー
ブランド | BURTON(バートン) |
---|---|
モデル | ミステリー デイトレーダー |
フレックス | ミディアムフレックス |
ノーズ形状 | ラウンドノーズ |
テール形状 | ラウンドテール |
形状(ベース) | ディレクショナルFlat Top |
BURTONの「ミステリー デイトレーダー」は、高い浮力と操作性、レスポンス性が備わったハイエンドモデルです。ミステリーグラス構造のモデルは非常に軽量で、滑走力にも優れています。
「ミステリー デイトレーダー」はパウダーからカービング、グラトリ、パークまで、オールラウンドに楽しみたいという人におすすめのボードです。
【YONEX】LUVARTH
ブランド | YONEX(ヨネックス) |
---|---|
モデル | LUVARTH(ラヴァース) |
フレックス | ややハードフレックス |
ノーズ形状 | スクエアノーズ |
テール形状 | ラウンドテール |
形状(ベース) | フロートキャンバー |
YONEXの「LUVARTH」は、高い浮力と操作性を備えたパウダーモデルです。浮力を確保するためにノーズを少しワイドに設計していますが、ハニカムを多く取り入れた構造にすることで耐久性と軽量化も実現しています。
ベース形状は「フロートキャンバー」が採用されており、後ろ足を踏み込むことでノーズが浮き出す仕組みになっています。滑走力と浮遊感が両立するため、パウダーだけでなくカービングでも快適なライディングを楽しむことが可能です。
【YONEX】4XP POWTWIN
ブランド | YONEX(ヨネックス) |
---|---|
モデル | 4XP POWTWIN(フォーエックスピー パウツイン) |
フレックス | ミディアムフレックス |
ノーズ形状 | ラウンドノーズ |
テール形状 | ラウンドテール |
形状(ベース) | イージーライドキャンバー |
YONEXの「4XP POWTWIN」は、パウダーの新しい遊び方を想像する、新感覚のフリースタイルボードです。ボード幅をワイドにし、ツインチップ構造にすることでパウダーでの浮力をアップさせています。超軽量かつ高反発なカーボン構造が使用されているため、パウダーの中でも板の取り回しが良く、自由なボードコントロールが可能です。
衝撃吸収性にも優れており、飛んだり回したりするパークもしっかりと楽しめます。「4XP POWTWIN」はパウダーだけでなく、フリースタイルやパークも存分に楽しみたいという人におすすめのボードです。
【SALOMON】HPS – WOLLE NYVELT FISH
ブランド | SALOMON(サロモン) |
---|---|
モデル | HPS – WOLLE NYVELT FISH |
フレックス | ややハードフレックス |
ノーズ形状 | ピンノーズ |
テール形状 | フィッシュテール |
形状(ベース) | テーパード ディレクショナル キャンバー |
SALOMONの「HPS – WOLLE NYVELT FISH」は、優れた浮力とコントロール性を持つパウダーモデルです。テールを魚の尾のような形状にした「フィッシュテール」により、深雪のパウダーでも沈むことなく安定した浮遊感を味わえます。
ノーズ部分を緩やかなロッカー形状にした「テーパード ディレクショナル キャンバー」仕様なので、浮力を生み出しながらも正確なエッジコントロールが可能です。「HPS – WOLLE NYVELT FISH」は、深雪でのパウダーとカービングの両方を楽しみたいという人におすすめのボードです。
【SALOMON】HPS – LOUIF PARADIS
ブランド | SALOMON(サロモン) |
---|---|
モデル | HPS – LOUIF PARADIS |
フレックス | ややハードフレックス |
ノーズ形状 | ラウンドノーズ |
テール形状 | ラウンドテール |
形状(ベース) | ロックアウトキャンバー |
SALOMONの「HPS – LOUIF PARADIS」は、ディープな地形でのフリースタイルを可能にするハイブリッドモデルです。中心部分を少しフラットに浮かせた「ロックアウトキャンバー」により、フリースタイル感覚をもたせつつ深雪での浮力と滑走性を実現しています。
さらにボードの素材に「竹」を使用することで、反発力のある爆発的なオーリーやターンも実現します。「HPS – LOUIF PARADIS」は、パウダーの中でも積極的にトリックに挑戦したいという人におすすめのボードです。
【ALLIAN】FREE LINE
ブランド | ALLIAN(アライアン) |
---|---|
モデル | FREE LINE(フリーライン) |
フレックス | ミディアムフレックス |
ノーズ形状 | スクエアノーズ |
テール形状 | ハーフムーンテール |
形状(ベース) | ディレクショナル ツイン キャンバー |
ALLIANの「FREE LINE」は、高いグリップ力と走破性、ポップ感、浮遊感を備えた、パウダー&フリーライドモデルです。最大の特徴は、前足と後ろ足に異なる大きさのキャンバーを配置した、ALLIAN独自の「ツインキャンバー」形状です。
ツインキャンバーにすることで、滑走力と浮力を高めつつ、しっかりと後ろ足でのエッジグリップや反発力も発揮します。「FREE LINE」は、パウダーでの浮遊感を存分に味わいたい人や、高速でのカービングを楽しみたい人におすすめのボードです。
【K2】EMBASSY
ブランド | K2(ケーツー) |
---|---|
モデル | EMBASSY(エンバシー) |
フレックス | ややハードフレックス |
ノーズ形状 | ラウンドノーズ |
テール形状 | ラウンドテール |
形状(ベース) | ディレクショナル キャンバー |
K2の「EMBASSY」は、どこへでも持っていけるように汎用性を考慮して設計されたオールマウンテンモデルです。どんな地形にもスムーズに対応し、ややハードフレックスのBAPコアは、長年使用できる耐久性を持っています。
ノーズとテールがロッカー形状を採用し、ノーズ部分を長めに設定した「Combination Camber」形状は、ふかふかの深雪でも高い浮遊感を実現します。テール部分もしっかりとグリップが効くので、高速時の安定性と高いエッジホールド力も備わっています。パウダーだけでなく、カービングもしっかりと楽しみたいという人におすすめのボードです。
パウダーボードを使用するときの注意点
適切なパウダーボードを選べば、ふかふかの深雪の上でも快適なライディングを楽しめます。しかし、パウダーボードを使用するときには、いくつかの注意点も理解しておくことが重要です。パウダーボードを使用するときは、以下のポイントを抑えておきましょう。
- パウダーボードの苦手なスタイルも理解する
- バックカントリーエリアの危険性を理解する
パウダーボードの苦手なスタイルも理解する
スノーボードの板は形状や性能によって得意・苦手なスタイルが変わります。一つのスタイルに特化したボードは、別のスタイルが極端に難しくなることもあるので注意してください。
基本的にパウダー用に特化したボードは浮力や滑走性が高い傾向にありますが、板を回すようなトリックやスイッチスタンスが苦手な傾向にあります。ただし最近では、フリースタイルにも対応するパウダーボードも存在するので、ボードの性能や機能をよく確認してください。
バックカントリーの危険性を理解する
パウダーはふかふかの新雪の上を滑る気持ちのいいスタイルですが、整備されたゲレンデと違い、多くの危険性も潜んでいます。特に大自然のバックカントリーエリアを滑る場合は、地形や視界の変化も多く、岩や木々が露出している可能性もあります。急な天候の変化や雪崩の可能性もあるので、さまざまなリスクに備えた事前準備が大切です。
ゲレンデで楽しむときも、基本的にパウダーはコースの端に併置されていることが多いです。パウダーを楽しむために、コースの端ギリギリまで攻めたり、コース外に出たりする際は十分に注意してください。
パウダーボードの形状の違いを理解する
パウダーボードは独特の形状をしているモデルも多く、形状の種類もさまざまです。一言でパウダーボードといっても、ブランドによってもノーズやテール、ベースの形状などが異なります。
形状の違いによってパウダーでの「浮力」や「滑走力」、「エッジのグリップ力」など、ライディング感覚が大きく変わります。カービングに特化したりフリースタイルにも対応したりなど、自分の目的に合う形状のパウダーボードを選ぶことが重要です。
まとめ:パウダーボードで最高の浮遊感を味わおう
スノーボードの板は、ライディングの基盤となるもっとも重要なギアです。ボードは自分のレベルや滑走スタイルに合わせて選ぶ必要がありますが、パウダーは安定感や浮遊感が求められる滑走スタイルです。
パウダー向きの性能を持つボードを選ぶことで、柔らかいふかふかの雪の上でも安定した快適なライディングが可能になります。パウダーボードは種類が多く、ノーズやテール、ベースの形状もさまざまです。快適にパウダーを楽しむには、それぞれの形状の違いを理解する必要があります。
パウダーボードの苦手なスタイルやバックカントリーの危険性も十分に理解し、安全にパウダーを楽しむことが重要です。自分に最適なパウダーボードを見つけ、最高の浮遊感を味わってください。
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] […]
[…] […]