【25-26】スノボの板おすすめブランドまとめ！人気メーカーの性能を徹底比較

スノーボードにはさまざまなブランドが存在し、コンセプトや構造、素材、デザインなど、特徴が異なるので、どのブランドを選べばいいのか悩む人は多いです。スノーボードのブランドは世界中に数えきれないほど存在し、ライダーのパフォーマンスを少しでも向上させるために、年々新しいモデルが製造されています。

この記事では、ブランド選びの重要性から選び方までを解説し、スノーボードのおすすめのブランドもいくつか紹介します。ブランドの種類や特徴を知るとスノーボードがより一層おもしろくなるので、ぜひチェックしてください。

おすすめのブランドだけ見たい人は目次から飛んでください。

スノーボードのブランド選びの重要性

スノーボードはブランドによって板に使われてるテクノロジーやデザイン、コンセプト、素材など特徴がそれぞれ異なり、スノーボードのパフォーマンスにも大きく影響します。自分がどのような滑りを楽しみたいのか、どのようなトリックやテクニックを追求したいのかを考慮し、自分のスキルレベルや滑走スタイルに適したブランドを選ぶことが重要です。

最近ではスノーボードはスポーツとしてだけでなく、アウトドアファッションの一部としても人気があるため、パフォーマンス性だけでなく、板の評判や信頼性、個人の好みなどもブランド選びには重要です。

ブランドによって異なるデザインやアートワークがあるので、自分の好みや個性、スタイルを出すことでモチベーションアップにもつながります。

スノーボードブランドを選ぶ5つのポイント

ブランドをどのように選べないいかわからない人に向けて、まずはブランドの選び方を解説します。スノーボードブランドを選ぶときは、以下の5つのポイントを考慮しましょう。

滑走スタイル

スノーボードには、グラトリやパーク、カービング、パウダー、フリーランなどさまざまな滑走スタイルがあり、それぞれのスタイル別にテクニックやトリックがあります。

各スノーボードブランドは独自のテクノロジーや形状などの性能特性を持っており、特定の滑走スタイルに特化したボードが製造されています。滑走スタイルによって求められるスノーボードの性能や特徴が異なるため、自分のやりたい技や滑走スタイルに合わせたブランドを選ぶことが重要です。

1つのブランドから複数の滑走スタイルに合わせたラインナップが製造されている場合が多いので、好きなブランドから自分の滑走スタイルに合わせた製品モデルを選ぶことが可能です。

信頼性・安全性

スノーボードはスポーツ用品のため、ブランドの信頼性や安全性は最優先事項だと言ってもいいほど重要です。誰もが聞いたことのある有名なブランドはまず問題ないですが、安価なブランドや聞いたことのないブランドの場合、品質や安全性に問題がある可能性があるため注意してください。

品質の悪いスノーボードは安い素材で製造されていたり、品質管理に問題があったりする可能性があります。故障による怪我や重大な事故につながる可能性もあるため注意しましょう。

スノーボードの価格が安いからといって安易に選ぶのではなく、自分が知らないブランドの場合は安全性や信頼性についてもよく調べてから選んでください。(板がすぐに壊れると逆に余計なコストがかかってしまいます。)

スノーボードブランドの信頼性・安全性を見極めるポイントは以下のとおりです。

　

テクノロジー

スノーボードはただの1枚の木の板ではなく、コア(芯材)を中心に含むいくつかの層になっており、素材や構造、組み合わせなど、さまざまなテクノロジーが使用されています。

近年はテクノロジーの進歩によりスノーボードの性能も年々進化しています。よりライダーのパフォーマンスや快適さを向上させるように各ブランドが切磋琢磨し、ブランドによってそれぞれ独自のテクノロジーを使用されています。

例えば【FANATIC(ファナティック)】というブランドは、「ハニカム構造」という蜂の巣の形をモチーフとした6角形の構造により、超軽量でしなやかな乗り味を実現しています。板の構造やテクノロジーによっても滑り心地やパフォーマンス性が変わってくるので、ブランド選びの重要なポイントです。

デザイン性

スノーボードはスポーツだけでなく、アウトドアファッションの一部として魅せる楽しみ方もあります。デザインはスノーボードの個性やスタイルを表現する手段となり、ライダーは自身の好みや個性に合わせて選べます。

スノーボードのブランドごとにアートワークやグラフィックスが異なり、それぞれ独自のデザインスタイルを持っています。デザインは他ライダーとの差別化や自己表現の手段としても重要です。

自分が好きなデザインのボードに乗れば、やる気やモチベーションアップにもつながるため、デザインからブランドを選ぶことも有効な判断基準です。ただしデザインだけで選ぶと失敗する可能性が高いので、パフォーマンス性や安全性なども考慮してブランドを選んでください。

ブランドコンセプト

スノーボードブランドはそれぞれ独自のコンセプトを持っており、自分がブランドコンセプトの価値観に合っているのかがブランド選びにも重要です。

例えば、有名なスノボブランドの一つである【RIDE(ライド)】は「自分たちのやりたいことをやる」というコンセプトを掲げてスノーボードを製造しています。コンセプトに自分も共感できるか、かっこいいと思えるか、という価値観もスノーボード選びのポイントです。

ブランドのコンセプトとは、各ブランドが持つ独自のアイデンティティや思想、方向性を示す概念です。スノーボードにおいては、ボーダーに対して伝えたい価値や魅力を具現化したものになります。ブランドコンセプトは、使用者のニーズや価値観に対してブランドのストーリーやメッセージを明確にし、競合他社からの差別化を図るためにも重要です。

スノーボードのおすすめ人気ブランド

数多くのスノーボードブランドの中から、代表的な以下のおすすめブランドをご紹介します。

BURTON(バートン)

BURTONはスノーボード初心者でも一度は聞いたことがあるであろう、アメリカの非常に有名なスノーボードブランドです。オールマウンテンからパーク、パウダー、バックカントリーなど幅広いスタイルに対応したラインナップを取り扱っており、初心者〜上級者まですべての人におすすめの人気ブランドです。
» BURTON公式サイト(外部サイト)

BURTONはスノーボードの板だけでなく、ブーツやビンディング、ウェア、手袋、ゴーグルなど、他にもさまざまなスノーボードギアを取り扱っており、すべてBURTONで揃えている人もいるほどです。

BURTONはオリンピック金メダリストの平野歩夢やショーン・ホワイト選手も使用しており、世界中のスノーボーダーに愛されているブランドです。スノーボードのブランド選びに悩むのであれば、BURTONを選んでおけば間違いありません。

SALOMON(サロモン)

SALOMONも非常に有名なブランドなので知っている人も多いのではないでしょうか。ボードからビンディング、ブーツ、ウェアまで取り扱う総合メーカーであり、フリーライドからパーク、グラトリ、パウダーと幅広いスタイルのボードを展開されています。

SALOMONの板は非常に高品質でありながら比較的低価格なのが特徴的です。ブーツやビンディングも取り扱っているので、初心者が初めてギア一式をそろえたい場合などにもおすすめです。

　

K2(ケーツー)

K2はスノーボードからアルペンスキー、インラインスケート、ノルディックスキー用具、アパレルまで幅広く製造されており「イノーベーション、クラフトマンシップ、献身を貫き通す」という信念から非常に高品質なギアを取り扱われております。

スノーボードのラインナップも非常に豊富で、幅広い形状やフレックス(硬さ)、サイズのラインナップを取り扱う定番の人気ブランドです。グラトリからパーク、カービング、パウダーまですべての滑走スタイルに対応したボードが取り扱われているため、自分に目指すスタイルに合わせて選んでください。

RIDE(ライド)

RIDEもスノボの定番ブランドです。スノーボードだけで約30種類のラインナップが揃っており、あらゆるスタイルのライダーに対応した商品を取り扱われています。ブーツやビンディングも取り扱われているのでRIDEで一式揃えてみるのもおすすめです。

RIDEはさまざまなプロライダーやオリンピック選手にも使用されている世界中で人気のあるブランドです。

YONEX(ヨネックス)

YONEXはテニスで有名なブランドですが、スノーボードでも人気のあるブランドです。全身カーボン素材のボードを世界で初めて開発し、耐久性と操作性を備えたまま軽量化することを実現しました。

アラミドハニカムコアの採用やカーボンチューブの開発、ナノ技術の応用など、さまざまな新技術を産み出すことに成功し、非常に高い技術力を持っているブランドです。日本のブランドであるため信頼性も高く、高品質なボードを使いたいという人におすすめです。

グラトリにおすすめの板のブランド

スノーボードの板は各ブランドからそれぞれの滑走スタイルに適したモデルがありますが、グラトリは特に人気のあるスタイルのため、グラトリに特化した板を製造・販売するブランドも存在します。グラトリにおすすめのスノーボードブランドは以下のとおりです。

なお、グラトリボードの具体的な選び方やおすすめの板のモデル名については、以下の記事で詳しく紹介しました。

011 Artistic(ゼロワンワンアーティスティック)

「011 Artistic」は”ココロを解放できる最高の遊び道具”がコンセプトのスノーボードブランドです。011Artisticのボードは、板にコンベックスという雪面への抵抗が少ない船底のようなソールが入っており、軽い力でスピン系のトリックを出しやすい構造になっています。

複数のモデルが存在しますがどれも非常に軽量化されており、グラトリに特化されたボードのラインナップが豊富です。とにかくグラトリに全振りして練習したいという人は、011 Artisticの板をおすすめします。

RICE28(ライストゥエンティエイト)

RICE28は”日本人が日本の環境に合わせて、日本人に合った、日本人のためのスノーボードを創りたい”という思いでスタートしたブランドです。今もそのコンセプトにブレることなく日本のスノーボードシーンに寄り添ったスノーボードを製造し続けられています。

特にグラトリやジブ系のライダーから愛用されていることが多く、グラトリライダーの「いぐっちゃん」もRICE28のライダーとしてチームに所属しています。グラトリにカービングを取り入れたラントリ向きのボードなどもあるため、グラトリをベースにいろんなスタイルにも挑戦したいという人にもおすすめのブランドです。

SPREAD(スプレッド)

SPREADは2017年に誕生した比較的新しいブランドで、グラトリシーンを代表する「尾川慎二さん」というライダーにより立ち上げられました。ボードの前後が左右対称の「ツインチップ形状」をメインに設計されており、スイッチスタンへの切り替え時にも違和感なく走行可能です。

SPREADのボードはコア部分に日本国内で生産されたヒノキと桐を採用することで、軽量性と高い反発力を実現させています。軽さ・反発・扱いやすさに長けているため、ロデオや高回転のノーリーなど、上級グラトリにも挑戦したいという人にもおすすめです。

FANATIC(ファナティック)

FANATICのボードは、独自技術のハニカムという蜂の巣の形をヒントに作られた六角形の構造がベースとなっており、超軽量でしなやかな乗り味を実現しています。グラトリはもちろんパークやパウダーなど、オールラウンドに対応できるラインナップがそろっているので、さまざまなスタイルでハニカムの乗り心地を体験することが可能です。

FANATICはすべてのボードにハニカムテクノロジーが搭載されており、超軽量なのでグラトリライダーに特に人気のあるブランドです。

FNTC(エフエヌティーシー)

FNTCは”Snowboarderの遊び心を刺激する”というコンセプトで、日本人の遊び心に合わせて企画され、日本人の体格に合わせて設計されたスノーボードブランドです。FANATICから派生したブランドであるため、ハニカムテクノロジーが搭載されており、FANATICよりもグラトリに特化している印象があります。

FNTCのスノーボードには世界最高水準の技術と知識が詰まっており、グラトリスキルを確実に次のレベルまで引き上げてくれます。FANATICはグラトリで高回転のトリックやおしゃれな技を決めたいと思っている人におすすめのブランドです。

まとめ：お気に入りのブランドを見つけよう！

スノーボードブランドは世界中に数多く存在しますが、それぞれのブランド別にテクノロジーやコンセプトが異なります。それぞれのブランドから各スタイルに合ったモデルが販売されているので、自分の目指すスタイルや技に合わせて選んでください。

板のブランドだけでも数えきれないほど種類がたくさんあるので、どのブランドを選べばいいのか非常に悩むと思います。ですがブランド選びもスノーボードの楽しさの一つなので、ぜひ自分が気に入ったブランドを選んで存分にスノーボードライフを楽しんでください！何か1つでも気に入ったブランドがあれば嬉しいです。