【グローブの選び方】スノボ用の手袋にはどんな種類がある？おすすめのブランドも紹介

「グローブなんてただの手袋だから何でもいい」と適当にグローブを選んでしまうと、スノーボード自体のパフォーマンスや快適性に悪影響を及ぼす可能性があります。

スノーボードにおいて、グローブ(手袋)はただの防寒対策ではなく、他にも様々な機能や役割を備えており、どんなグローブを選ぶかによってスノーボードライフが大きく変わります。

　

とはいえ、スノボ用のグローブには様々な種類やブランドがあり、価格もピンキリなので、どんなグローブを選べばいいのかわからないですよね。

　

そこで今回は、グローブ選びの重要性や正しい選び方、そしておすすめのブランドも紹介しますので、グローブ選びの参考になれば嬉しいです。

スノーボードでは、手袋をグローブと呼ぶことが多い。手袋を英語でグローブ(glove)と呼んでいるだけなので、どちらの呼び方でも問題ありません。当記事では以降”グローブ”と表記します。

　

　

グローブ選びの重要性

スノーボードではどんなグローブを選ぶかによって、
下記ポイントにおいて大きな影響を及ぼします。

• スノーボードの快適性
• パフォーマンス性
• 安全性

　

快適性・パフォーマンス性

グローブの性能や種類によって、スノーボードの快適性が大きく変わります。

　

低品質なグローブの場合、「手袋の中がゴワゴワして指が曲げにくい」、「水が中に染み込んできて冷たい、気持ち悪い」など、不快感を感じることでストレスが溜まり、スノーボードを本気で楽しめなくなってしまいます。

そうなると集中力も欠けることになるので、自分のパフォーマンスも存分に発揮できなくなってしまう可能性があります。

　

バッチリと自分にフィットした高品質なグローブを装着することによって、手袋の中での手の自由度や快適さが大きく向上するので、パフォーマンスも最大に発揮することができるようになります。

　

安全性にも影響

スノーボードにおいてグローブの性能は安全性にも影響を及ぼします。

　

自分の手にきちんとフィットしていないグローブを選んでしまうと、手首周りの自由が効かないので、手を地面についた時に捻ったり、怪我をしてしまうリスクが高まります。

また、低品質なグローブの場合、付着した雪水がグローブの中に染み込むことによって、長時間冷たい状態に晒されてしまいます。雪山にあるゲレンデの気温は低く、濡れた状態では非常に冷たいので、手が凍傷になってしまったり、寒い状態が続くことで体調が悪くなってしまう可能性もあります。

　

このようにグローブ一つにとっても、ただの手袋だと適当に選ぶのではなく、快適性やパフォーマンス性、そして安全性なども考慮して、自分に合った適切なグローブを選んでください。

　

グローブの正しい選び方

グローブの選び方について、重要ポイントは以下の通り。

サイズの選び方

グローブ選びで最も重要なのはフィット感です。

つまり正しいサイズを選ぶことが重要ポイントになります。

正しいサイズとは

グローブの正しいサイズは、
手の自由度を重視するか保温性を重視するかで少し変わります。

　

手や指の自由度(何かモノを握ったり掴んだり)を重視したい場合は、指先までピッタリとハマるグローブのサイズがおすすめです。指先が冷えやすくなるので保温性・防寒性は弱くなります。

　

逆に保温性・防寒性を重視したい場合は、グローブに少しゆとりを持たせる(指先から1cm弱)くらいで着用することにより、手の冷えを抑えることができますが、手の自由度は下がります。

スノーボードの場合、手の自由度はそんなに必要ではないので、一般的には少しゆとりを持たせたサイズのグローブが使用されることが多いです。

　

実際に履いてみるのがベスト

グローブのサイズ感は、同じサイズ表記でもブランドやメーカーによって異なります。そのため、実際に履いてみて確かめるのがベストですが、自分の手の大きさや大体のサイズを把握していれば大きく外れないと思いますので、最近ではAmazonや楽天で購入する人も多いです。

　

グローブの性能

グローブの撥水性、防水性、保温性などのグローブ自体の性能もかなり重要なポイントです。

　

スノーボードは雪と触れるスポーツなので、低品質なグローブの場合、溶けた雪水がグローブの中に染み込み込んで手が濡れることがあります。

グローブの中が湿っている状態は非常に不快であり、さらに非常に冷たいので長時間の使用は凍傷や冷えにより体調にも悪影響を及ぼす可能性があります。

　

性能の選び方

グローブの性能は、グローブの素材やテクノロジー、ブランドなどによって異なります。

基本的に性能が高くなるのほど価格も高価になるので、性能と価格のバランスが重要です。

　

GORE-TEXとは

GORE-TEXとは、防水性や透湿性、保温性、耐久性に優れたテクノロジー(素材)です。

最近ではあらゆるブランドやメーカーがこのGORE-TEXを取り入れ、非常に高品質で人気になってきているので、迷ったらGORE-TEX製品を選んでおけば間違いはないでしょう。

　

ブランド・デザイン

グローブ選びでは、ブランドやデザインも重要なポイントです。

　

スノーボードでは技術やトリックだけでなく、自分の個性やスタイルを表現し、ファッション性を魅せる楽しみ方もあります。

自分が好きなブランドやデザインのグローブを装着することで、スノボへのモチベーションも上がるので、グローブの性能だけでなく、好きなブランドやデザインに拘ることも重要なポイントです。

　

グローブの形状：五本指かミトン型か

グローブの形状には大きく分けて、五本指とミトン型があります。

それぞれの特徴は以下の通りです。

五本指の特徴

五本指タイプのグローブは、名前の通りそれぞれの指が分離している形状です。

それぞれの指が独立しているので動かしやすく、モノを掴んだり握ったりと細かい動作もしやすい定番の形(通常の手袋と同じ形)でのグローブになります。

　

手の自由度を重視したい人は五本指がおすすめです。

　

ミトン型の特徴

ミトンタイプは、以下のように親指だけが独立し、他の4本の指が覆われているタイプのグローブになります。

五本指に比べると手の自由度は下がりますが、防寒性・保温性に優れています。

手に何も持たないスノーボードでは手の自由度はあまり必要ないという理由と、見た目が可愛いというのもあり、最近ではミトン型のグローブが人気になってきています。

　

グローブのおすすめブランド

BURTON(バートン)

BURTON(バートン)は、1977年にアメリカで生まれた、スノーボードの板やブーツ、ビンディング、ウェア、ゴーグル、グローブ、他にもスノーボードに関するあらゆるアイテムを取り扱うスノーボード総合ブランドです。

　

オリンピック金メダリストのショーン・ホワイトや平野歩夢選手など、世界中のライダーに愛用されている高品質で信頼のあるブランドなので、迷ったらBURTONを選べば間違いないでしょう。

　

VOLCOM(ボルコム)

VOLCOM(ボルコム)は、スノーボードやスケボー、サーフィンを中心とした、様々なアパレルウェアやアウトドアスポーツ用品を展開するブランドです。スノーボードのグローブ以外にも、ウェアや帽子も販売しており、ストリート系ファッションが好きな人におすすめなブランドです。

GORE-TEXを使用しており、性能面も間違いありません。

　

　

eb’s(エビス)

eb’s(エビス)は、1944年に日本の東京で生まれたスノーボード用品専門ブランドです。

デザインが特徴的で可愛いものが多く、グローブのラインナップも豊富なので、若者からは特に人気があります。GORE-TEX素材が使用されており、性能面も間違いありません。

　

HESTRA(ヘストラ)

HESTRA(ヘストラ)は、1936年に北欧スウェーデンで生まれたグローブ専門ブランドです。

防水性、耐久性、速乾性に優れた皮革製(レザー)グローブの技術が非常に高く、80年以上の歴史と伝統で培ったテクノロジーにより非常に高品質なグローブを展開されています。

　

価格はやや高価ですが、高品質で信頼のあるグローブとして世界中で愛用されています。

　

Roxy(ロキシー)

Roxy(ロキシー)は、1990年にアメリカで誕生した、もともとはビーチカルチャーとアクティブライフスタイルを愛する女性のためのブランドです。現在はスノーボードやスケートボードなど、様々なスポーツをサポートするブランドとして展開されています。

GORE-TEX素材を使用されており、高品質でありながら比較的低価格です。コスパの良いグローブのラインナップが豊富なので、初心者にもおすすめのブランドです。

主にレディース用の製品を中心に取り扱っておりますが、メンズ用も販売されております。

　

まとめ

今回は、グローブ選びの重要性と正しい選び方を解説し、おすすめのブランドもいくつか紹介しました。

　

スノーボードにおいてグローブはただの防寒対策ではなく、快適性やパフォーマンス性、そして安全性にも影響する必須アイテムなので、グローブ1つにしても妥協せず選ぶ必要があります。

最近ではグローブのテクノロジーもどんどん進化しており、様々なブランドから高品質な製品が生まれてきているので、性能と価格のバランスを考慮し、自分に最適なグローブを選んでください。