スキー場での住み込みバイトをしてみたいと考えているけど、スキー場でのバイトには様々な職種や仕事内容があり、どれが自分に合っているのか、何がおすすめなのか迷いますよね。
スキー場バイトの職種は主に以下の通り、
- ホテル・旅館
- ゲレンデ内のリフト係
- センターハウスや売店
- レストランやフードコート
の場所での仕事に分かれます。
そして、どれがおすすめの職種なのかは目的によって変わります。
- 稼ぎたい
- スノボやスキーを滑りたい
- 楽しい仕事がしたい
- 楽な仕事がしたい
など、人によってそれぞれ目的も違いますよね。
私はこれまでに10回以上、実際にスキー場で住み込みのリゾートバイトをした経験があり、様々な職種や仕事内容、就業場所での案件に就いてきました。
そこで今回は、スキー場での住み込みバイトにはどんな職種と仕事内容があるのかを解説し、それぞれの職種にはどんな目的の人がおすすめなのかを体験談を交えて解説していきます。
スキー場バイトの種類と仕事内容
まず、スキー場バイトの就業場所(施設)は大きく以下に分かれます。
- ホテル・旅館
- ゲレンデ内のリフト係
- センターハウス・売店
- レストラン・フードコート
それぞれの就業場所や施設の中で様々な職種が存在し、仕事内容が決まります。
ホテル・旅館内での仕事内容
スキー場のホテル・旅館内での仕事。
これが1番募集の多いスキー場バイトの案件になります。
ホテル・旅館内での職種は主に以下に分類されます。
- 客室案内・中居
- ルームメイク・客室清掃
- キッチン・ホールスタッフ
- 受付・電話対応
- 全般業務
仲居・客室係
仲居・客室係の仕事内容は主に以下の通りです。
- お客さんのお出迎え
- 部屋に案内
- 食事を部屋に運ぶ
- 食事の片付け
- 布団を敷く
- お客さんのお見送り
など、ホテルや旅館によっても様々です。
基本的に女性が着物を着て対応することが多いですが、男性も応募可能。
他の職種に比べて最もお客さんと接する機会が多い業務なので、「人と話すのが好き」、「コミュニケーション力には自身がある」という人におすすめの仕事です。
ルームメイク・客室清掃
ルームメイク・客室清掃の仕事内容は主に以下の通りです。
- 宿泊するお客さんの人数や部屋番号の確認
- 部屋の清掃
- 部屋の布団敷き・ベットメイキング
- アメニティのセット
- 茶器のセット
など、ホテルや旅館によっても様々です。
ほぼマニュアル通りにこなすだけの仕事なので、「黙々と仕事がしたい」、「簡単な仕事がしたい」という人におすすめです。お客さんと直接接する機会はほぼないので、コミュニケーションが苦手という人も安心です。
また、意外と力仕事なので体力に自信がある人にもおすすめ。
実際に経験した感想
黙々と作業がしたい人にもおすすめと説明しましたが、一緒に作業をする同僚や先輩もいるので喋りながら作業もできます。お客さんの目に触れることがないため、プライベートな会話や砕けた話もできるので仕事中もリラックスしながら作業可能でした。
ただ、時期によっては何十部屋もセットする必要があるのでめちゃくちゃ忙しかったですが、暇な時期は何もやることがないため、スノボを滑りに行くことができます。
※ あくまでも自分が体験した職場での感想なので、実際は就業するホテルや旅館によって変わります。
キッチン・ホールスタッフ
宿泊施設内のレストランや食事会場、キッチン内での仕事です。
キッチンスタッフとホールスタッフに分けられることが多いです。
- 食材のカットや皮剥き
- お皿への料理の盛り付け
- 調理器具やお皿の洗浄(皿洗い)
料理内容が毎日変わるので決まったマニュアル等はなく、仕事は主に調理場の責任者やマネージャーの指示に従って行動します。皿洗いでは長時間自分の手が洗剤と水に晒されることになるので、手荒れに弱い人は向いていないかもしれません。
- お客さんを席へ案内
- お客さんへ食事内容の説明
- オーダーの受付
- 料理の配膳
- 空いたお皿の回収
ホールスタッフは接客業なので、お客さんと接するのが好きな人におすすめです。
キッチンスタッフとホールスタッフの業務は基本的に朝食時と夕食時の2回に分けられるため、中抜けでの休憩になる場合が多いです。
実際に経験した感想
休憩時やちょっとした合間に調理で余った料理がもらえたりするので、美味しい体験ができるかもしれません。
また、他の職種に比べると朝の業務開始時間は少し早いですが、中抜けでの長時間休憩がもらえるため、
スノボやスキーを多く滑りたいという人にはおすすめです
フロント・受付
フロント・受付業務の仕事内容は以下の通りです。
- お客さんの予約管理
- チェックイン・チェックアウトの手続き
- 館内の説明、ルームキーの受け渡し
- インフォメーションセンター
- 電話対応
など、ホテルや旅館によっても様々です。
お客さんの予約管理や館内案内だけでなくインフォメーションセンターとしても機能し、周辺施設や観光情報、飲食店などの様々な情報を提供するため、覚えることが多い業務です。
他にも電話対応や他の部署との連携など、マニュアルに載っていない対応やトラブルも多いため、臨機応変に対応できる能力が必要です。
正しい言葉遣いや姿勢も覚える必要があるため、初心者には難しい仕事になりますが、外国人観光客との話す機会も多いので、英語の勉強がしたい人などにとってはおすすめです。
全般業務
ホテル・旅館でのスキー場バイトの場合、
募集要項の職種欄に「宿泊業務全般」などと記載がある場合が多いです。
このような全般業務の場合、上記で解説してきた業務を状況に応じて複数対応することになります。
例えば、「午前中はキッチンで調理補助を対応し、昼から客室清掃に入ってほしい」というように、宿泊状況に応じて臨機応変に対応します。仕事内容は簡単な業務ばかりですが、実際に就業が始まるまで自分がどのような業務をすることになるのかわからないので、思っていた内容と違ったというような状況にならないように事前にしっかり確認してください。
実際に私が経験した内容と体験談については下記で詳しく解説しました。
リフト係の仕事内容
リフト係の仕事内容は主に以下の通りです。
- リフトの乗客サポート
- リフト操作
- 搭乗ゲートの監視
- お客さんの誘導
主に上記のような仕事内容で初心者でも難しくありません。
ただしリフトの乗降時にお客さんが転倒した場合などは、即座にリフトをストップさせる必要があるので、気を抜いてはいけない仕事です。また、標高の高い場所にあるリフト場での業務はめちゃくちゃ寒いので、防寒対策はしっかりとしておいてください。
センターハウスでの仕事内容
センターハウスとはゲレンデの下にある大きな施設のことで、リフト券売り場やレンタルショップ、休憩所、インフォメーション、売店など、様々な要素を含んだ施設のことです。
- リフト券の販売
- インフォメーション
- レンタルショップ
- 売店
それぞれの仕事内容は以下の通りです。
- リフト券の販売
-
お客さんのニーズに合わせて一日券や半日券、回数券などのリフト券を販売します。
- インフォメーション
-
センターハウス内でのインフォメーションセンターでの仕事です。
スキー場内のコースやエリア、施設、サービス、イベントなどの情報を提供したり、お客さんの問い合わせに回答する業務です。
- レンタルショップ
-
スキー・スノボのギアやウェアを貸し出す業務です。
サイズを合わせてあげたり、ギアについての質問に答える必要があるので、最低限ギアについて知識は必要です。
- 売店
-
センターハウス内の売店での仕事で、主にレジ打ちや商品陳列作業をします。
スキー場によりますが、お土産が売っている売店やコンビニのような売店など、様々な形式の売店があります。
レストラン・フードコートでの仕事内容
スキー場のゲレンデにあるレストランやフードコートでの仕事です。(センターハウスに入っている場合もあります。)
仕事内容は主に、キッチンでの調理補助やホールでの接客業務になります。
どの職種がおすすめか
自分にどの職種が適しているかは、ざっくりと下記を参考に選んでください。
- スキー・スノボを存分に楽しみたい人
-
中抜けや休憩時間の多い以下の職種
- 仲居・客室係
- キッチン・ホールスタッフ
- リフト係
- ガッツリ稼ぎたい人
-
- ルームメイク・客室清掃
- フロント・受付
- 全般業務
- センターハウス
- レストラン・フードコート
- できるだけ楽な仕事がしたい人
-
- 仲居・客室係
- リフト係
- センターハウス
就業場所や案件対象のスキー場によっても変わるので、上記の基準はあくまでも目安にとどめておいてください。
どの職種でもスノボ・スキーは楽しめる!
仕事が忙しくて全然スノボをする時間がないのではないかと不安になる人もいるかもしれませんが、どの職種を選んでもスノボを楽しむ時間は存分にあるので安心してください。
スキー場でバイトする一番の目的は、やはりスキー・スノボがしたいからですよね。
そもそも就業先の受け入れ責任者の人や社員のスタッフの人たちも、私たちアルバイトがスノボをするために来ているということを理解してくれています。だからスノボをする時間もきちんと考えてくれているので安心してください。休日もきちんと貰えるので、休日は一日中滑ることができます。
だからその分、就業時間中はしっかりと一生懸命働いてください。そして休日や休憩時間には存分にスキーやスノボを楽しんでください。
就業場所と条件も大切
スキー場バイトを選ぶ際は職種や仕事内容だけでなく、就業場所と就業条件も重要です。
就業場所選びの重要性
就業場所選びのポイントは主に以下の通りです。
- どんなスキー場か
-
ゲレンデの広さや規模、パークの有無、どんなコースがあるのかなど、スキーやスノボをするのであれば、どんなスキー場なのかは事前に調べておいてください。
狭くて小さいスキー場や、雪質が悪いスキー場など、スキー場によって大きく変わるので、存分にスノボを楽しむためにも、自分のレベルやスタイルに合ったスキー場を選ぶことが重要です。
- 就業場所や宿泊施設からスキー場までの距離
-
たまに就業施設や就業場所からスキー場まで距離が離れている場合があります。徒歩で20分以上離れていたり、バスでスキー場まで行く必要があるなど、スキー場まで遠いと移動により体力を消耗してしまいます。
仕事も遊びも全力で行うためにも、スキー場までの距離もしっかりと事前に確認しておいてください。(体力に自信のある人は問題ないです。)
- 交通費の上限に収まるか
-
就業案件にもよりますが、自宅から就業場所までの交通費が支給されます。支給される交通費の上限は案件によって違うので、交通費がきちんと上限額に収まっているのか事前に調べておいてください。上限を超えた分は自腹になります。(超えても特に気にならない人は大丈夫です。)
就業条件の重要性
就業条件選びのポイントは主に以下の通りです。
- リフト券は無料か
-
ほとんどの案件ではリフト券を無料で貸し出してくれますが、念のためにリフト券の無料貸出があるか事前に確認しておいてください。(募集要項や求人票に記載されています。)
また、リフト券の枚数に限りがある就業先もあるので、アルバイトの人数が多いと枚数が足らなくなったり、取り合いになる可能性もあるので注意してください。
- 相部屋か個室か
-
住み込みバイトなので、自分の宿泊施設の環境も重要です。
一番気になるのは自分が泊まる部屋が相部屋か個室かです。知らない人と同じ部屋でもまったく気にならないという人は問題ないですが、ストレスに感じる人は個室を選んでください。(募集要項や求人票に記載されています。)
- 様々な就業条件
-
他にも、
- 時給
- 食事
- 服装
- シフト形態
など、案件によって就業条件が異なるので、自分に適した案件を選んでください。
まとめ:スノボのバイトはおもしろい!
今回は、スキー場バイトの職種や仕事内容を解説しました。
スキー場でバイトをする1番の目的は、やはりスキーやスノボをすることですよね。
どの職種を選んだとしても、休日や休憩時間にはゲレンデに滑りに行くことができるので、存分にスキーやスノボを楽しめることができます。
初めての場合は少し不安や緊張もあるかもしれませんが、1人での参加者や初心者、女子も多いので、一緒に働いているうちに仲良くなり、スノボだけじゃなく仕事も楽しくなっていきます。
数週間から数ヶ月の短い期間ですが、かなり充実したいい思い出になるはずです。
ぜひ気軽にスキー場バイトに参加してみてください。
スキー場バイトのやり方や実際に働くまでの流れは下記で解説しています。
コメント