- スノボのゴーグルのレンズは何色がいいの?
- レンズのカラーごとの特徴が知りたい
- レンズのカラー選びで失敗したくない
ゴーグルの性能は、スノーボードの「安全性」と「快適性」、「パフォーマンス性」に大きく影響します。ゴーグルの性能を測る指標はさまざまですが、中でもレンズのカラー選びは非常に重要です。
何色のレンズが適しているかは、個人のレベルや目的、滑走する日の天候などによって異なります。より快適にスノボを楽しむためには、各レンズカラーの特徴とメリットを理解して選ぶことが重要です。
この記事では、各レンズカラーの特徴と、目的や天候ごとにおすすめのレンズカラーを解説します。ゴーグル選びの参考にしてください。
- ゴーグルのレンズカラーの種類と特徴
- 目的や天候ごとにおすすめのレンズカラー
- カラー選びの注意点
ゴーグルの各カラーの特徴とメリット
スノーボードにおいて、ゴーグルのレンズカラーは以下の7種類が主流です。
- クリア(透明)
- オレンジ
- ピンク(ローズ)
- イエロー
- ブルー
- グレー・スモーク
- ミラー
結論、それぞれのカラーの特徴は以下を目安としてください。
カラー | コントラストの強調 | 眩しさカット | 悪天候時の視界 |
---|---|---|---|
クリア(透明) | |||
オレンジ | |||
ピンク(ローズ) | |||
イエロー | |||
ブルー | |||
グレー・スモーク | |||
ミラー |
※ あくまでもカラーの違いによる特徴の目安です。ゴーグル自体の性能や機能によって変わる場合もあります。
それぞれのレンズカラーの特徴とメリットを一つずつ詳しく解説します。
クリア(透明)
クリア(透明)のレンズは、何もつけてない状態と同じのクリアな視界を提供します。装着した際、視界が裸眼とほぼ変わらない状態なので、他のカラーレンズと違い違和感が少ないことが特徴です。
透明なレンズのため太陽の日差しを防ぐ力は弱く、快晴時に眩しさを防ぐ効果はほとんどありません。降雪時などの視界が悪い状態ではクリアな視界を保ち、雪や風からしっかりと目を保護してくれます。
晴天時の眩しさには弱いですが、降雪時やナイター、屋内ゲレンデなどのスノーボードに向いています。比較的安価なので初心者でも導入しやすいです。
オレンジ
オレンジ系のレンズは、コントラストを強調させる効果があります。曇りや降雪時の悪天候な状況でも、雪面での地形の変化やデコボコもはっきりと捉えます。
一般的にオレンジは人間の目にとって自然な色調の一つであるため、長時間のスノーボードでも目の疲労を軽減し、快適な視界を提供してくれます。
ピンク(ローズ)
ピンク系のレンズは、オレンジと同様にオールマイティに使えるレンズです。
雪の中での物体や地形のコントラストを強調する効果があり、オレンジよりもさらに雪面のデコボコや障害物などをはっきりと見分ける効果があります。ただし、快晴時はオレンジよりも少し眩しく感じる可能性があります。
ピンク系は装着した際に視界が華やかになるため、スノボに対するモチベーションや気分も向上します。
イエロー
イエロー系のレンズは弱い光を増幅し、視界を明るくする効果があるため、曇りや降雪時の悪天候のときに効果的です。明るい視界を提供してくれるため、夕暮れ時やナイターなどの暗い状態での滑走にもおすすめです。
ブルー
ブルー系のレンズは快晴時に強く、眩しさをしっかりとカットしてくれます。逆に悪天候やナイターなど、暗い状態では視界が暗くなり、見えにくくなります。
コントラストは高いので、地形の変化やデコボコはしっかりと捉えることが可能です。
グレー・スモーク
グレー系のレンズはブルーと同様に、快晴時の眩しさを低減してくれます。ブルー系よりも着色が薄いので、より裸眼に近い自然な視界が確保され、目の疲れも低減します。
眩しさをカットする力はブルー系の方が強いですが、悪天候やナイターなどの暗い状態での視界はグレーの方がやや明るく見えます。
ミラー
ミラーレンズは、レンズが鏡のように表面が反射しているレンズです。鏡は光を反射する性質を持っているため、外部からの光(太陽の日差し)をほぼカットし、快晴時にもほとんど眩しさを感じさせません。
ブルーやグレーよりもさらに眩しさをカットする力が強いですが、悪天候やナイターの暗い状態では視界が真っ暗になり、ほとんど見えなくなるので注意してください。
スノーボードでは何色のレンズがおすすめ?
レンズのカラーは、個人のレベルやライディングスタイル、天候条件など、目的に合わせて選ぶ必要があります。何色のレンズがおすすめなのかは、以下の目的ごとに解説します。
- オールマイティを求める人
- 眩しさが特に苦手な人
- 悪天候やナイターでもはっきりと見たい人
- 雪面の地形をくっきりと捉えたい人
オールマイティを求める人
オールマイティを求める人は、以下のレンズカラーがおすすめです。
- オレンジ
- ピンク
オレンジやピンクのレンズはコントラストを強調させる効果があるので、地形の変化や雪面のデコボコもはっきりと見極められます。眩しさを防ぐ効果もあるため、快晴時にも快適にスノーボードを楽しめます。
どんな状況でも使用可能なレンズカラーなので、初心者にもおすすめです。
眩しさが特に苦手な人
眩しさが苦手な人は、以下のレンズカラーがおすすめです。
- グレー
- ブルー
- ミラーレンズ
ミラー、ブルー、グレーの順で眩しさのカット率が高く、特にミラーレンズは眩しさをほとんど感じさせません。逆に悪天候などの暗い状況では見えづらくなるので注意してください。
悪天候やナイターでもはっきり見たい人
悪天候やナイターなど、暗い状況でも明るい視野を確保したい人は、以下のカラーがおすすめです。
- クリア(透明)
- イエロー
透明のレンズは裸眼とほとんど変わらないので鮮明な視界を提供し、イエローはより明るく見えます。その反面、眩しさには弱い特徴があります。
雪面の地形をくっきりと捉えたい人
雪面の地形の変化やデコボコをはっきりと捉えたい人は、以下のカラーがおすすめです。
- ブルー
- オレンジ
- ピンク
ブルーやオレンジ、ピンク系のレンズは、コントラストを強調する効果があるため、地形の変化や雪面のデコボコをはっきりと捉えることが可能です。
スノーボードでは、地形の変化をしっかりと把握・トレースすることで、トリックのメイク率やライディングのパフォーマンスが向上します。初心者は小さな地形の変化を気にすることは少ないですが、コントラストの強調効果は、上級者になるほど求められます。
レンズのカラー選びの注意点
ゴーグルのレンズカラーは、スノーボードの滑走にさまざまな影響を与えますが、カラーを選ぶときにはいくつか注意点もあります。ゴーグルのレンズカラーを選ぶときは、以下のポイントに注意してください。
- カラーだけで選ばない
- 天候の変化に注意する
- 色覚や視力による違い
カラーだけで選ばない
レンズのカラーによって視界の見え方や眩しさの度合いが変わるため、何色のレンズを選ぶかは大切です。しかし、ゴーグル選びで重要なのはカラーだけではなく、フィット感や機能性、ブランドなど、カラー以外の要素も非常に重要です。
最近ではゴーグルの製造技術も向上しており、レンズのカラーによるデメリットを技術で補われていることも多いです。一概にカラーだけでなく、総合的な性能で判断することが重要です。
天候の変化に注意する
スノーボードでは天候の変化に注意することが重要です。スキー場のゲレンデは山奥にあるため、天候の変化が激しいです。快晴状態から急に吹雪が吹いてきたり、曇りから急に快晴になったりすることも多いです。
ゴーグルを選ぶときは、天候が急に変化することも考慮して慎重に選ぶことが大切です。不安な人はオールマイティに対応できるゴーグルを選ぶことがおすすめです。
色覚や視力による違い
レンズのカラーは、個人の色覚や視力による違いも考慮する必要があります。同じレンズカラーでも、個人の色覚や視力によって見え方が異なることがあります。特定の色に対して敏感な場合や、視力補正が必要な場合は、試着して確認することが重要です。
まとめ:適切なカラーを選んで快適にスノボを楽しもう
スノーボード用のゴーグルにはさまざまなカラーのレンズが存在し、カラーによって特徴やメリットが異なります。それぞれの色の特徴を理解することで、自分のレベルや滑走スタイル、目的ごとに最適なゴーグルを選べるようになります。
ただしカラーだけで選ばないことも大切です。ゴーグルのフィット感や機能性もしっかりと考慮して選びましょう。最適なゴーグルを選べば、より快適で安全にスノーボードを楽しめます。
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