スノーボードの盗難対策には様々な方法がありますが、
最もオーソドックスな方法としてワイヤーロック(ケーブルロック)を使う対策がありますよね。
ワイヤーロックは簡単にペンチやニッパーで切られたり、なかには手で引っ張るだけで引きちぎられる製品もあるので、意味がないのではないかと考える人もいるかもしれません。
しかし結論から言うと、ワイヤーロックは絶対に必要です。
そこで今回は、スノーボードにおいてワイヤーロックの必要性や注意点・デメリット、選び方などを解説し、おすすめのワイヤーロックもいくつか紹介したいと思います。
ワイヤーロック(ケーブルロック)とはスノーボードの盗難を防ぐためのアイテムで、鉄製のワイヤーを板やビンディングに巻きつけて支柱や柵と固定することで、ボードをその場から動かせなくします。通常はゲレンデ内の休憩所やレストラン外部に設置されているボード立てに固定することが多いです。
ワイヤーロックは絶対に必要!
![](https://www.sunopino.com/wp-content/uploads/2023/08/wirelock-need-1024x538.png)
簡単にペンチやニッパーで切られたり、手で引っ張るだけで引きちぎられるワイヤーロックでは意味がない、いらないのではないかと考える人もいるかもしれません。
しかしワイヤーロックは盗難対策としては最も効果的で、絶対に必要です。
盗難目的の常習犯は当たり前のようにペンチやニッパーを持っており、一瞬でワイヤーロックを切断して盗難していくので効果は薄いですが、何も対策をしていないよりは何倍も効果的で相手も警戒します。また、もし盗まれた後に犯人を捕まえた場合、「間違って持っていってしまった」という言い訳ができなくなり確信犯として罪を負わすことができます。
製品によっては簡単には切れないワイヤーロックも多いので、自分のスノーボードを絶対に盗難させないためにはワイヤーロックは必須アイテムになります。
ワイヤーロックの選び方
ワイヤーロックを選ぶポイントは、スノーボードの楽しみ方や滑走スタイルなどによって人それぞれ違うので、一概にこれがおすすめとは言えません。自分に合ったワイヤーロックを選ぶ必要があります。
では実際にどのようなワイヤーロックを選べばいいのか、
選ぶポイントは、ワイヤーロックの解施錠方法とケーブルのサイズ(強度)です。
この2点をしっかり考慮することで、自分に最適なワイヤーロックを選ぶことができます。
解施錠方法(鍵のかけ方)の種類
ワイヤーロックの解施錠方法(鍵のかけ方)は主に、
キーロック式とダイヤルロック式の2種類が存在します。
- キーロック式
-
キーロック式は以下のような、実際の鍵(キー)を使って解施錠するタイプのワイヤーロックです。
解施錠にはワイヤーロックとペアとなる鍵が必要ですが、ダイヤルロック式に比べると解施錠はスムーズで楽にできるでしょう。しかし鍵を持ち歩く必要があるので、休憩時には鍵をなくさないように注意する必要があります。
- ダイヤルロック式
-
ダイヤルロック式は以下のような、パスワードを設定してダイヤルで数字を合わせることにより解施錠するタイプのワイヤーロックです。
キーロック式のように鍵の管理は必要ないですが、設定したパスワードを忘れないように注意する必要があります。また、ダイヤルを回して数字を合わせるのが煩わしく感じることもあります。
現在はこちらの製品が主流となってきており、パスワードの設定方法や桁数などは製品によって変わります。
上記のどちらが良いかは好みの問題なので、それぞれのメリット・デメリットを考慮し、自分はどちらの解施錠方法が向いているかを判断して選んでください。
ケーブルのサイズ・強度の考え方
ワイヤーロックのワイヤーやケーブルには、本当にワイヤーのような細い製品から自転車などにも使われるくらいの太い製品まで、サイズや強度は様々です。
- ケーブルのサイズが小さい(細い)場合
-
基本的にケーブルのサイズが小さいほどコンパクトで軽いので、持ち運びやすいです。
その反面、ワイヤーが細くて強度が弱いので、切断されやすく盗難リスクが高まります。
- ケーブルのサイズが大きい(太い)場合
-
逆にサイズが大きいほど強度は上がり、盗難リスクは下がりますが、持ち運びの煩わしさやパフォーマンスへの影響が大きくなります。
ワイヤーロックを選ぶ際はケーブルのサイズ(強度)・重さがなどが、自身のスノーボードスタイルや快適性にどの程度影響するのかを考慮し、持ち運びやすさと強度のバランスを見極めることが重要です。
おすすめのワイヤーロック
ダイヤルロック式 コンパクトワイヤーロック
こちらは非常にコンパクトで軽量なダイヤルロック式のワイヤーロックです。
強度は比較的弱いですが、そのぶん非常に軽いのでウェアのポケットに入れてスノーボードをしていても全く重さを感じさせず、パフォーマンスにも影響ありません。
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パスワードは3桁で設定も非常に簡単です。
ZADAFINA ダイヤル式 高強度弾性ケーブルロック
こちらはダイヤルロック式の高強度弾性ケーブルロックです。
スノーボード以外にも、自転車やバイク、ベビーカーなどにも使用できる高強度なケーブルロックです。
![](https://www.sunopino.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
コンパクト性はあまりないですが、絶対に切られたくないという人におすすめです。
ブリヂストン キーロック式コンパクトワイヤーロック
こちらはブリヂストンのキーロック式ワイヤーロックです。
キーロック式なので、パスワードの設定やダイヤルを回す煩わしさが嫌な人におすすめです。
![](https://www.sunopino.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
ワイヤーロックの注意点・デメリット
ワイヤーロック(ケーブルロック)は盗難対策に欠かせませんが、いくつか注意点やデメリットも存在します。
安心による油断
ワイヤーロックをかけるとボードを盗まれることがなくなる。と安心してはいけません。
むしろ盗難者からは『ワイヤーロックをかけている方が油断している』『警戒していないのではないか』と思われる可能性もあり、狙われやすくなる場合もあります。
前述した通り、盗難目的の常習犯はワイヤーロックを一瞬で切断し、ボードを持ち去っていきます。
食事休憩やトイレ休憩など、長時間ボードから目を離す際は絶対に油断しないで、できるだけ目の届く範囲にボードを置いていてください。
手間がかかる
盗難対策に欠かせないワイヤーロックですが、やはり使用するには手間がかかり面倒です。
持ち物が一つ増えるうえに、休憩する際にはワイヤーロックでボードを固定する設置場所を探す必要があり、鍵の解施錠をする手間も増えます。
- 持ち物が増える
- 設置場所を探す
- 鍵の解施錠が必要
- ダイヤル式:パスワードの設定やダイヤルを合わせる動作
- キー式:単純に鍵を解施錠する動作や鍵の管理
ワイヤーロックの手間についてはしょうがない部分もありますが、使っているうちに慣れてくるのであまり気にする必要はないでしょう。
面倒だからといって何も対策せず、もしも盗まれてしまった場合のほうが何十倍も手間がかかり、ショックも大きいので、ワイヤーロックはしっかり使用してください。
パフォーマンスに影響
ワイヤーロックを使用するには、
当然ですが滑走時にも常に持っておく必要があります。
頑丈で丈夫なワイヤーロックはサイズも大きく重いので、ウェアのポケットや収納に入れての滑走ではスノーボード自体のパフォーマンスやトリックにも影響を及ぼす可能性があります。
最近では小型で持ち運びやすいワイヤーロックも多いですが、それでもワイヤーロックを持ち運んでの滑走には多少の違和感や不快感を感じる人もいるのではないでしょうか。また、小型のワイヤーロックは切断されやすく盗難のリスクも高まります。
ワイヤーロックを選ぶ際は、自身の滑走スタイルなどを考慮しながら、パフォーマンスへの影響ができるだけ少なくなるように製品を選んでください。
まとめ
![](https://www.sunopino.com/wp-content/uploads/2023/08/wirelock-1024x529.jpg)
今回はスノーボードの盗難対策において、ワイヤーロックの必要性や注意点、選び方を解説しました。
スノーボードはメルカリなどのフリマサイトで高価で売れるため、
最近では盗難目的でゲレンデに来る人や集団もいるようです。
せっかく購入したスノーボードを盗まれてしまうと楽しみにしていたスノボが台無しになり残念な思い出しか残らないので、スノボを存分に楽しむためにもワイヤーロックなどの盗難対策は怠らずにしっかりやっておいてください。
ワイヤーロック以外にも様々な防犯策があるので、どうしてもワイヤーロックが嫌な人は下記も参考にしてください。
![](https://www.sunopino.com/wp-content/uploads/2023/09/anti-theft-300x158.png)
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