【23-24】グラトリ用におすすめのビンディング6選!人気ブランドと選び方も解説

スノボには色々な滑走スタイルがありますが、中でもグラトリは特に人気が高く初心者〜上級者まで幅広いトリックが存在し、多くのライダーがスキルを磨いています。

上級者になってくると、派手な高回転のトリックや複雑なおしゃれトリックもさらっと決められるようになり、上手い人は周りからみてもめちゃくちゃかっこいいですよね。

 

グラトリのスキルを効率よく上達させるためには、グラトリに特化した適切なギアを選ぶ必要があり、ボードやブーツだけでなく、ビンディング選びも非常に重要です。

 

そこで今回は、グラトリに向いているビンディングの選び方、おすすめのモデルとブランドを紹介します。

ビンディングを適切な製品に変えるだけで、今までメイクできなかったトリックができるようになるかもしれないので、グラトリスキル上達の参考になれば嬉しいです。

 

目次

グラトリ用ビンディングの選び方

ビンディングは個々のブランドやモデルごとに、[フレックス(硬さ)]、[重量]、[形状]、[素材]などが異なり、自分のやりたい技や目指すスタイルに最適な性能のビンディングを選ぶ必要があります。

 

グラトリにはどのような性能のビンディングが向いているのか、
結論、下記ポイントがグラトリに向いているビンディングの特徴になります。

グラトリ向けビンディングの特徴
フレックス基本的に柔かめ(ソフトフレックス)
– ただし弾き系はやや硬めがおすすめ
重量軽め
形状ストラップ型
グラトリ向けビンディングの特徴

※ グラトリの種類やビンディングのモデルによっても変わるので、あくまでも目安となります。

 

それぞれのポイントを解説していきます。

フレックスは柔らかめがおすすめ

ビンディングのフレックスはブランドやモデルによって異なりますが、
基本的にグラトリにはソフトフレックス(柔らかめ)が向いています。

 

ハイバックの柔らかいビンディング方が足まわりの自由度が上がるので、板を扱いやすく感じます。

グラトリの種類にもよりますが、グラトリでは板の反発やねじれ、たわみを利用したトリックが中心となるので、板を柔軟に操作しやすいソフトフレックスのビンディングがグラトリには向いています。

ただし高反発で高さのあるジャンプや弾き系の高回転グラトリ、高速でのカービングなどをしたい場合は、ある程度ふくらはぎを支える硬さも必要なため、やや硬めのフレックスがおすすめになります。

 

重量は軽めがおすすめ

ビンディングは使用されている金具や素材の種類、テクノロジーなどによって重量(軽さ)が異なり、重量によってボードの扱いやすさや安定性が変わります。グラトリでは足の力でボードを浮かせたり、ねじれや反発を利用することも多いので、基本的にビンディングは軽いモデルがおすすめです。

筆者

僕もグラトリする時はできるだけ軽めのビンディングを選びます。

 

ビンディングに使用される素材やテクノロジーは、製品のモデルやブランドによっても変わります。

 

形状はストラップ型

ビンディングの形状には、主に以下の3種類があります。

ストラップ型

最もメジャーでよく使用されている形状
足首周りを固定するアンクルストラップとつま先を固定するトゥースストラップでホールドして固定するタイプ。

ステップオン型

ストラップがなく、足をビンディングに踏み込むだけで固定できるタイプ

リアエントリー型

ハイバックの操作でビンディングとブーツを固定できるタイプ。

 

この中でグラトリに向いているのは[ストラップ型]です。

[ステップオン型]と[リアエントリー型]のビンディングは、ブーツとビンディングを固定するための金具やハイバック部分の部品なども多いため、[ストラップ型]に比べるとやや重量が重い傾向にあります。

グラトリには基本的に軽いビンディングが向いているため、使用金具や部品の少ない[ストラップ型]がおすすめです。

ただし重量は使用されている素材やテクノロジーによっても大きく変わるため、一概にストラップ型が軽いとはいえないので注意してください。

 

グラトリ向けビンディングの人気ブランド

FLUX(フラックス)

FLUXは、日本で誕生したビンディング専門ブランド

独自のテクノロジーを搭載したフィット性が最大の特徴です。柔軟性のある素材が使用されたビンディングは、ブーツの形状に適応したフィットが可能。さらにブーツに合わせたサイズ調整やハイバックの角度調整などカスタム性も非常に高く、簡単な操作によって柔軟で高いフィット感を得ることが可能です。

 

ジブやグラトリに適したモデルでは、ベースに特殊カーボン素材を使用することで軽量化を実現。さらにハイバックを大型のウイング仕様にすることでプレス・オーリーのパワーを最大に発揮し、より高く跳べるように設計されたモデルもあります。

FLUXは「日本人の足型に合う最高のバインディングを作る」というブランドコンセプトを持っており、品質面でも性能面でも信頼のおけるトップブランドです。

 

グラトリにおすすめなFLUXの人気モデル
DS

FLUXの王道でオールラウンドモデル。
幅広いスタイルに適したバランス型。

GT

ハイバックがブーツを包み込むようなウイング仕様。
外側への力を逃さないのでプレスやオーリーがパワーアップし、より高回転のトリックを可能にします。

TW

FLUXの最軽量モデル。
遊びやすさを追求し、自由な動きを可能にします。

CV

カービングモデル。
他モデルよりもやや高いヒールカップになっており、クイックな切り返しと安定したエッジングを可能にします。ラントリにおすすめ。

 

UNION(ユニオン)

UNIONはアメリカで生まれ、イタリアに本社をおくビンディング専門ブランドです。

自社工場でビンディングの開発から設計、製造までを一貫して行なっており、高品質で信頼性のあるビンディングは世界中のトップアスリートやオリンピック選手にも愛用されています。

 

グラトリにおすすめなUNIONの人気モデル
STR

優れた反応性と耐久性を持つオールラウンドモデル。
レスポンスとフィット感に優れたアンクルストラップは力をロスなく板に伝えてくれます。

FLITE PRO

UNIONの最軽量モデル。
全体的に柔らかく、シンプルで使いやすさを追求。

CONTACT PRO

UNIONのハイエンドモデル。
軽さと柔軟なハイバックを備え、グラトリ、フリーラン、パーク、パウダーまでどんなスタイルにも適応します。

 

BURTON(バートン)

BURTONは初心者でも知らない人はいないというほど有名なスノーボード総合ブランドです。

グラトリからカービング、パーク、パウダー、オールラウンドまで、スタイル別に適した製品ラインナップも非常に豊富。初心者から上級者まで世界中のライダーに使用されているビッグブランドです。

 

DREAK(ドレイク)

DRAKEは、NORTHWAVEというイタリア発のスノーボード・ブーツブランドから生まれたスノーボードの板とビンディングのブランドです。

どのビンディングもビスやワッシャーを最大限排除して無駄を削減したり、ハイバックにカーボン素材を使用するなど、超軽量化することを目的に作られており、グラトリライダーからも非常に人気のあるブランドになります。

 

Youtubeの「スノボー先生」で有名なライダーである、LATEprojectの瀧澤憲一さんもDREAKのビンディングを使用されています。

 

グラトリ用におすすめのビンディング

FLUX TW

FLUXの最軽量モデル「TW」は、しなやかなハイバックと設置面積が最小で軽量なベースプレートが備わった、遊びやすさを追求したモデルです。

足の動きにビンディングが追従しながらフレックスを活かせる自由度の高いベースが高いフィット感を生み出し、ストラップのハニカム形状は軽量化と衝撃緩和にも優れています。

 

FLUX GT

FLUXの「GT」モデルは、ブーツを包み込むようにハイバックにウイングバックが搭載されており、外側への力も逃さずに確実に板へ伝えます。ウイングバックによりプレスやオーリーが格段にパワーアップし、より高く高回転なグラトリを可能にします。

 

UNION FLITE PRO

UNIONの最軽量モデル「FLITE PRO」は、全体的に柔らかく、シンプルで使いやすさを追求されたモデル。グラトリをはじめ、フリーランやパーク、ジブにも最適です。

BURTON フリースタイル

BURTONの「フリースタイル」はその名の通り遊び心のあるフリースタイル系の動きに適したビンディングです。柔軟なフレックスとプレイフルな装着感で、グラトリをネクストレベルに引き上げてくれます。

BURTON マラビータ

BURTONの「マラビータ」は、高度なテクノロジーが搭載されたBURTONの上位モデルです。

フリースタイルに100%フォーカスされたミドルフレックスモデル。どんな地形やスピードでも自由にボードを操ることが可能になり、高回転なトリックからスローなトリックまで万能なスペックを発揮します。

 

DRAKE RELOAD

DRAKE(ドレイク)の「RELOAD」は、超軽量化のためにビスやワッシャーを最大限排除したツールレスなビンディングで、コンタクトポイントを最小限に減らしさらに軽量化したソフトフレックスモデルです。

足首の自由度も調整可能なので、快適なビンディングとしてグラトリライダーからの人気が非常に高いモデルです。

 

 

スタンス幅や角度も重要

スノーボードのパフォーマンスを最大限に発揮するためには、高性能なビンディングを選べば良いというわけではなく、自分のスタイルに適した正しいセッティングを行う必要があります。

セッティングとは、ビンディングを取り付ける位置やスタンスの幅・角度のことです。

 

同じボードに同じビンディングでも、ビンディングのスタンス幅や角度のセッティングにより滑り心地やトリックのやりやすさ、安定感などが大きく変わるので、グラトリスキルを上げるためにはグラトリに適したセッティングにする必要があるんです。

 

グラトリに適したビンディングのスタンス幅と角度については下記で解説しました。

 

まとめ

今回はグラトリ用におすすめのビンディングと選び方を解説しました。

 

グラトリは上手い人はさらっとできるので簡単に見えますが、身体の使い方や体重移動、タイミングなど、複雑な動作が必要なので何度も練習が必要です。

ボードやビンディング、ブーツなど、少しのギアの重さやフレックスが変わるだけで今までできなかったトリックができるようになる可能性もあるので、グラトリの上達に悩んでいる人はボードだけでなく、ビンディングも見直してみてもいいかもしれません。

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この記事を書いた人

スノーボードを15年以上続けてきた経験と、スノーボードの良さや魅力をもっと多くの人に届けたいという思いから、スノーボードに関する様々な情報を発信しています。
主に初心者向けにスノーボードギアの選び方や、初心者の悩みを解決するような情報を発信しているので、当サイトを通じてスノーボーダーがもっと増えれば嬉しいです(^ ^)

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